腎泌尿器科|名古屋市南区の動物病院|名古屋みなみ動物病院・どうぶつ呼吸器クリニック

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腎泌尿器科

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こんな症状ありませんか?

  • 水をたくさん飲む
  • おしっこが赤い
  • おしっこがでにくそう
  • 尿の回数が多い
  • 頻尿
  • 食欲がない

考えられる病気

膀胱炎

膀胱炎になると尿に血液が混じる、トイレに何度も入るなどの頻尿症状が生じることがあります。膀胱炎の原因は主に3つあり、細菌性膀胱炎、結石による膀胱炎、特発性膀胱炎(ストレス性膀胱炎)が挙げられます。膀胱の尿中に細菌感染や結石/結晶が存在しないか尿検査によって区別します。特に猫は環境変化などのストレスでも膀胱炎を発症してしまうことがあります。細菌性膀胱炎には抗生剤投与、結石による膀胱炎には食事療法や外科手術、特発性膀胱炎に対してはストレスを取り除くよう環境整備が必要になります。

尿路結石

膀胱や尿道に結石ができることによって、排尿が痛みを伴うようになることがあります。治療は獣医師指導のもと食事療法が大切です。結石が大きい場合や、溶けない結石であった際には外科手術が適応となることもあります。

尿路閉塞

尿管や尿道に結石や炎症産物が詰まることで尿路を閉塞してしまう病気です。尿が出せないことで元気がなくなったり、腎臓が障害されることがあります。尿道閉塞の場合にはカテーテルや特殊な器具を用いて閉塞の解除を試みます。状態に合わせて入院治療が必要になることもあります。尿管閉塞が生じた場合には外科手術が必要になることもあります。トイレに入るが尿がでない様子があればできるだけ早くご相談ください。

慢性腎臓病

腎臓の機能が低下することによって、体に尿毒素が蓄積することで体調不良を生じます。慢性腎臓病になると腎臓の機能をもとに戻すことはできないため、早期発見が重要です。腎臓病と診断された場合には追加検査を行うとともに食事療法や投薬、輸液療法が必要になることがあります。中高齢での発症が多く、定期的な健康診断で腎臓病の有無を確認することを強く推奨しております。

急性腎不全

何らかの原因により腎臓が重度に障害され、尿が産生されなくなったり食欲や元気がなくなってしまいます。緊急性の高い病気で、集中治療が必要となることも少なくありません。

前立腺疾患

オスの動物に見られる前立腺の問題で、前立腺が肥大し便の通りが悪くなることや(前立腺肥大)、前立腺に炎症を生じ元気がなくなることがあります(前立腺炎)。まれに前立腺に癌が発生することもあります(前立腺腫瘍)。去勢手術で予防できる前立腺の病気もありますので担当医までご相談ください。

膀胱腫瘍

膀胱にできる腫瘍で、血尿や排尿の困難が生じることがあります。膀胱炎との鑑別が必要です。繰り返す膀胱炎の場合には膀胱腫瘍の可能性もあるかもしれません。

尿失禁

尿が意図せず漏れることがあります。老齢や神経系の問題によって起こることがあります。また、避妊手術済みの中高齢の犬においてホルモンが原因で尿漏れをしてしまうこともあります。

腎泌尿器疾患の検査

  • 身体検査

    触診にて膀胱の蓄尿の有無や腎臓の形状が触知可能です。

  • 尿検査

    尿の色や濁り、沈殿物の有無を確認するとともに、尿PHや尿中の出血、尿たんぱく、炎症細胞、細菌、結晶、腫瘍細胞の有無などを確認します。動物病院では超音波ガイドによる膀胱穿刺やカテーテルによる採尿を実施します。ご自宅で採尿してきていただく場合には専用の採尿棒をお渡ししますのでお申し付けください。

  • レントゲン検査

    腎臓や膀胱の大きさや形状、腎臓/尿管/膀胱/尿道内の結石の有無の確認が可能です。

  • 超音波検査

    レントゲン検査よりも詳細に腎臓や膀胱、尿管の形状や内部の構造を確認することが可能です。腎臓の血流も確認できます。

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